六匹目 レッサーパンダは 微睡む!?

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一番早起きは、公務員のたか兄だ。 朝食の準備が丁度終わった6時45分、でっかい欠伸をしながらたか兄が現れた。 俺を目に止め、不思議そうに首を傾げたたか兄は、暫し考え込み、1分後、左掌を右拳でぽんっと叩いて、 「そうだった、和泉が嫁に来たんだっけ!」 ボケた事を言い放った。 「嫁じゃないよ、居候だよ」 「居候は飯の用意なんてしないぞ、だから嫁だ」 たか兄、屁理屈~ まあ、良いや。 「たか兄、ご飯で良いの? それとも、パン?」 新聞片手にテーブルに着いたたか兄が、何故だかニヤニヤし出す。 「たか兄?」 「ん゙ー、良いねぇ~」 「何が?」 「貴方、お帰りなさい(ハート) お食事にする? お風呂にする? それとも、わ・た・し?――みたいで、良いねぇ~」 ……巽-レックスが、もう一匹。 尊ん家は、T-レックスだらけだった!! 気を付けよう!! 「で、ご飯とパン、どっちにする?」 「和泉、スルー?」 「たか兄が遅刻したら、いけないからね。 帰って来たら、遊ぼうね?」 たか兄は、不満丸出しだ。 「和泉の意地悪~ あ、ご飯が良いや」
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