六匹目 レッサーパンダは 微睡む!?

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わたわたばたばたやりながら、登校準備オーケーだ! 一応髪型整えていたら、メールが送られてきた。 母さんからだ。 『おはよう』 たったそれだけだけど、母さんからメールがくるなんて珍しい。 いつも、直接電話だったから。 『おはよう、ご飯食べた?』 そうメールしたら、母さんらしい答えがきた。 『食べた! コンビニ弁当! 和泉のご飯が恋しい~』 『ごめんね』 そうとしか返せなくて、ちょっと悲しくなった。 『ごめん、は母さんの方。 和泉、大好きだよ! こんな事になったのも、母さんが原因だから、和泉は気にするな!! たけちゃんと、いっぱい遊びな、今までしなかった事、いっぱいしな!!』 『うん、ありがとう』 『あ、和美に注意!! じゃあね?』 そこで終わった母さんとのやり取りに、感動するよりなんでかゾクッと寒気がした。 和美に注意――この一言が、怖い。 結局、和美には会わずに尊の家に来てしまった訳だし、香織姉が和美に何を言ったかも解らないし、和美が現在どんな心境か想像出来ない。 学校、休んだ方が良いんだろうか? や、そうなると病院行きになりそうだ。
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