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「なぁ、たけちゃん……俺達って、もしかして、ちょっと可哀想な部類……？」
「うん、いっちゃん…俺もなんだかそんな気がしてきたんだけど……？」
「「はあ～」」
溜め息ついた俺達に、中谷がニンマリ嫌な笑いを向けた。
「どうやら、自覚はあるみたいだね？」
「「今、自覚しました……」」
「おそっ!!」
鹿野の突っ込みが入って、俺達は余計に肩を落とした。
「マジで、今まで自覚してなかったのか!?」
鹿野に問われ、頷くしかない俺達。
「ありゃりゃ～、凄いなあ」
「『美原のペット』 とか 『平凡双子』 や 『女子のオモチャ』 なんて呼称のみならず、それぞれに得体の知れないコアなファンがいるって言われてるのは、かなり有名だぞ？」
『平凡双子』『女子のオモチャ』って何!?
「たけちゃん…なんか、色々出てくるんだけど…」
「いじめ…？ これは『いじめ』なのか!? 俺は普通に生きてきただけなのにー!? そりゃ彼女イナイ歴＝年齢だけどー!? でもいっちゃんと、まったり大人しく生きてきただけなのにー!? いじめかー!?」
「わぁー、たっ、たけちゃんが壊れたー!!」
たけちゃんー、カムバックー!!
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