七匹目 レッサーパンダは 躍る!?

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「ごめん」 知らなくて…… 謝ったら、余計に苦い顔をされた。 ぶっ、と吹き出して、南がまたまた馬鹿笑いする。 「ざまあ!! すかした顔して授業拒否なんぞしてるから、クラスメートに顔を覚えてもらえないんだよ!!」 南~、上杉には容赦無いなぁ。 ただでさえ遠慮を知らない南が、上杉には恐ろしく無遠慮だぞ。 上杉って―― 「登校拒否?」 「登校してるだろうが!!」 べしっと、上杉に頭を叩かれた…… 痛い…… 「ちょっと上杉君!! 家のいっちゃんに、何してくれてるの!?」 叩かれた頭を押さえる俺を、尊お母さんがぷりぷり怒りながら、上杉から引き離した。 「まったく、もう! みんなして家のいっちゃんにちょっかい出すんだから、止めてよね!!」 尊お母さんが、ぶつくさ言い出した時、余鈴がなり始めた。 「黒岩って、そう言うキャラだったか?」 ぼそりと呟く上杉。 「いっちゃんに関する時だけ、俺は変わるんです!!」 べーっと上杉に舌を出して、きっぱりはっきり尊お母さんは言う。 「さ、いっちゃん、授業拒否児童なんか無視して、教室に行こうね?」 はい、尊お母さん。
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