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上杉のが細いけど、佐伯並の長身だ。
四天王は神崎、南、伊織、佐伯の順にでかくなっていく。
伊織と佐伯の身長差は、軽く15センチはある。
デカ過ぎだろうと思ったが、上杉は多分佐伯と並ぶ。
2人共、もう2メートルと言って良いと思うよ、うん。
「授業拒否児童」
上杉、まだ言ってる。
「あー、わかったわかった、今日からお前は 『授業拒否児童』 な! 兎に角、席に着け」
南が四天王指定席に、尊が俺の隣に座り、クッキーも教壇に戻ったが、上杉がボーッと突っ立ったまま俺を見下ろしていた。
「たけちゃん……これはどうしたら良いの?」
突っ伏したまま顔だけ尊に向けて、上杉を指差して訊いてみる。
「あ~、どうしようか~?」
さすがに、尊も困惑している。
「授業拒否児童ぉ、早く席に着け~」
クッキーが、助け船を出してくれた。
けど、上杉は微動だにしない。
やっと動き出したのは、約3分後。
いきなり俺を持ち上げたかと思うと、俺を抱えて俺の席に座りやがった!!
所謂、膝抱っこ!
「「「ぶっ!!!」」」
あっちこっちで吹き出している。
……どうしたら、良いの……?
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