七匹目 レッサーパンダは 躍る!?

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「たけちゃん、たけちゃん、やり過ぎだよ?」 恐る恐る尊に声を掛けると、鼻息も荒く尊はクッキーに言い放つ。 「日下部先生は、いっちゃんを弄ぶから、一度懲らしめた方が良いんだよ!!」 弄ぶって…… 「先生!」 「はい!!」 「次は全力でいくから、覚悟してよね!?」 「わかりました……」 哀れクッキーは、ガックリと項垂れた。 ゔ~ん、尊、やっぱり間違った男らしさを身に付けた……? まっ、いっかあ。 これに懲りて、クッキーがカツアゲしなくなれば、儲けもんだし。 「たけちゃん、ありがとう♪」 「どういたしまして♪」 ニコッと笑って尊は返した。 「猛獣使いと守護神のお二方、伝達事項はお分かりになられました?」 クッキーが、物凄く下手に訊いてきた。 伝達事項って? 首を傾げる俺に、クッキーがチョークを向ける。 が、すかさず中腰になって尊がガシリとペンケースを握ったのを見て、クッキーは素早くチョークを置いた。 尊もペンケースを机に戻し、静かに座り直す。 ほっと、安堵の息を吐くクッキー。
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