二匹目 レッサーパンダは 笑う!?

7/40
前へ
/3000ページ
次へ
たか兄は、酷く残念な人だ…特に、頭が… 黒岩 崇、22歳、職業・お巡りさん(交通課勤務)、将来の夢は刑事になる事、おじさん似の強面系イケメンで身長は195もある。 黙ってれば、凄くもてる。 黙ってれば、である。 一度口を開くと、聞いてるこちらが死にたくなる程、宇宙的なボケを吐きまくる。 そして、彼女に捨てられる。 その無限ループを繰り返し、付き合った彼女は山程いるのに、みんな短命で終わる。 「たか兄、それじゃ結婚なんて、一生無理だよ…」 容赦ない尊の言葉に、たか兄はあっけらかんと笑う。 「ん゙~、そしたら和泉を嫁に貰うからいいや、タケ、後で返せって言っても和泉やらないぞ?」 「「だから、男同士は結婚出来ません!!」」 「え゙~、いいじゃん、適当に誤魔化しちまえば~」 「「出来るか!!」」 もう、止めとこ!! 疲れるだけだ。 「もういいから、たか兄、早く食べちゃって 俺、そろそろ帰るから」 「あっ、バイクで送ってやる」 はいはい、宜しくっと空返事をする俺に、尊が思い出した様に再度訊いてきた。 「いっちゃん、どうする?」 ああ、どうしようか…?
/3000ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1077人が本棚に入れています
本棚に追加