二匹目 レッサーパンダは 笑う!?

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男なら……か。 キツい言葉だなぁ、俺には……。 家事しか出来ない男子高校生には、似合わない言葉な気がする。 でも、俺だって確かに男だもんなぁ~。 「おぉ、和泉がまた浮上したぞ」 えーい!! 「たか兄、煩い!! ちょっと黙ってて!!」 俺の怒鳴り声に、たか兄は口笛を鳴らした。 「和泉が怒ったぞ、明日は嵐になるな?」 「兄さん……もう一発喰らっとく?」 俺を茶化すたか兄を、たく兄があっさり黙らせた。 たか兄は、黙々と食事を再開し出した。 最強の男と言われたたか兄を、たった一言で黙らすたく兄って、一体何者? さて、とたく兄が俺を見る。 「和泉、決めた?」 「いっちゃん?」 尊も不安顔を、俺に向けている。 はあ~、溜め息出ちゃう……もうっ! この流れでやらないなんて言ったら、ホント、俺、男じゃないよねぇ~。 「……ヤル……」 「「「はっ?」」」 余りにも小さい声で答えた為、皆に聞き返されてしまった……。 「やる!」 もう、やけくそで答えた!! .
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