二匹目 レッサーパンダは 笑う!?

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そうさ、過去なんてなんだって良い、今は―― 「たけちゃんと親友なんだから、鈍感でも良いや」 「俺もね、いっちゃんと一緒なら、何でも良いやって思う」 なぞと納得し合っていたら、たく兄に呆れられた溜め息を付かれてしまった……。 「本当にお前達、そっくりになったなあ」 思考回路が――と、たか兄にまで言われてしまいました、とさ。 「どっちがどっちに、似たんだろ?」 「混ざっちまってるから、わかんないぞ、こいつら……」 さらりと凄い事言ってるぞ、たか兄とたく兄――。 まあ、良いんじゃない? 良いの? 良いよ。 尊と以心伝心してたら、たく兄に止められた。 「2人共、不気味だから無言で語り合うな」 わかった、と頷く俺と尊を、たく兄は額に手を当てて呆れ返って見詰めていた。 「まったく、変な特技まで身に付けて……」 「「変かなあ」」 「「変だ!!」」 たか兄とたく兄に、声を合わせてきっぱり言われてしまった!! 変……かなあ……? ほっとけば良いよ? ん゙~、了解。
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