二匹目 レッサーパンダは 笑う!?

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「敵じゃないでしょ?」 まったく……と、尊はぷっと頬を膨らまし、 「いっちゃんに任せとくと、俺、伊織に一生こきつかわれそうだから、真剣にやる!!」 はっきり、きっぱり宣言した! わーい、尊が男前だ!! 格好良いぞ! 「いっちゃん! だから、真面目にやって!」 「……はい……」 ぐすん…… 「たけちゃんが……怒った母さんみたいだ……」 「いっちゃんが真面目にやってくれたら、水族館に連れて行ってあげるから!」 「……本当?」 うん、と頷く尊。 「本当に本当?」 一応、念を押す。 「なんでいっちゃんは、こういう時だけ疑り深くなるのかなあ~」 尊が苦笑する。 「……俺、サン○ャイン水族館が良い……」 「ちゃっかり、はしっかりやるんだね?」 尊は呆れ返ったようだ。 俺と尊のやり取りを傍観していたたか兄が、 「わかった、俺が連れて行ってやる」 と、言った。 「たか兄、約束だよ!?」 たか兄は頷いたから、約束は間違いないぞ!! おし、財布は確保した!! ラッキー♪
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