二匹目 レッサーパンダは 笑う!?

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「だから和泉は大ボケだと言うんだ!!」 又たく兄に怒られた……たく兄、怒り過ぎだぞ? 「なんかね、なんか、いつの間にか作ってたんだよ?」 曖昧な記憶を呼び起こしても、なんでだかわからない。 「伊織と和美のこった、和泉を良いように誘導して利用しやがったんだろ、ったく!」 たか兄まで怒る…… 「……悪いの、俺?」 ぐすん、と鼻を鳴らした俺に、3人は慌てた。 「ち、違うよ、いっちゃん!!」 「そうそう、和泉は悪くないって!!」 「水族館にプラネタリウムもセットしてやる!!」 たか兄の言葉を耳にして、 「たか兄、本当!?」 途端に浮上する、俺の心! たか兄は、しっかり頷いてくれた。 わーい、わーい、と喜び走り回る俺を、3人がガックリ肩を落として溜め息混じりに見てた。 「……タケ……こうなったらもう、お前がしっかり和泉を引っ張れ」 たく兄に命じられた尊の顔が、もの凄くひきつってる……Why? 「たく兄……伊織と敵対するより難しい気がするんだけど……」 えーっ、俺、伊織程扱い難くないぞォー!!
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