二匹目 レッサーパンダは 笑う!?

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「まあタケの方が、和泉よりボケ度はましだからな? タクの言う通り、タケが和泉を上手く引っ張るしかないな?」 「……2人共……俺に死ねと言うの……?」 もの凄く暗い顔した尊の問いに、たか兄とたく兄は酷く真面目な顔で、 「「タケ、頑張れ!!」」 そう言って、尊の頭を優しく撫で出した。 なので、俺も尊の頭を撫でてやる。 「たけちゃん、ファイトだ!!」 ついでに気合いも入れてあげたら、3人揃ってドデカイ溜め息ついたぞ!! 「……いっちゃんには、何を言っても無駄だっけ……」 すっかり落ち込む尊に、たか兄がすかさず声を掛けた。 「よし、頑張ったらタケには、新しいパソコン買ってやる!」 「兄さん!?」 大盤振る舞いのたか兄に驚いたのは、尊本人よりもたく兄だった。 「兄さん、パソコンは高過ぎだろ!?」 「今の所、金の使い道無いから、構わないさ」 そう返したたか兄は、何故か寂しそうに天井を見上げた。 「……また振られた訳か……」 納得顔で、たく兄が呟く。 「……シゴト ト ワタシ ドッチガダイジナノ……ッテイワレタッテ オマワリサンハ ダイジ ……」 ぼそぼそ溢すたか兄。
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