二匹目 レッサーパンダは 笑う!?

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「2人共、とち狂うのも、そこまでだよ?」 ピタリと立ち止まる俺達に、たく兄は厳しく言い放つ。 「飽く迄も、成功報酬だと言う事を、忘れない様に!」 えっ、そうなの? えっ、確実じゃないの? 「「そんなあ~!!」」 そりゃないよぉ~!! たく兄、酷い!! 「「たく兄の鬼!!」」 ふふん、とたく兄は鼻で笑いやがった!! 「俺は、兄さんみたいに甘くないからな?」 ただで貰えると思うな、って言われた……。 「別に成功し……」 言い掛けたたか兄は、たく兄に止められる。 「兄さんは黙る!」 「……ハイ……」 兎に角、とたく兄は言った。 「報酬が欲しければ、2人共頑張る事!」 俺は和美にちゃんと宣言して、夜には荷物を纏めて黒岩家に来る事――と言われた。 尊は、中谷達に対して上手く立ち回る、そして――俺を暴走させない事――って、なんで!? 「俺、暴走なんてしないよぉー!!」 抗議すれば、 「暴走しかしないだろ?」 ばっさりたく兄に切られた!! ……シナイッテバ…… 「何はともあれ、しっかりやるんだよ?」 俺と尊は不安いっぱいに頷いた……。
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