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そして今、俺達を取り囲む彼女達から、沙織姉と同じオーラが……いや、同じ腐った匂いがしてきていた!!
５人？ いや、６人居る。
しかも皆そこそこ可愛いのに……腐ってるなんて……
腐女子？
BL(ﾎﾞｰｲｽﾞ ﾗﾌﾞ)大好き女子の事だそうで、貴腐人や腐男子も居るらしい(沙織姉――談)。
どうやら俺達が一つのベッドで寝ていたのが、彼女達のスイッチを押してしまったらしいが、
「「何で、腐女子様方が集ってらっしゃるのでしょうか？」」
訊ねれば、彼女達はきゃぴきゃぴ笑う。
「某報道機関からこの情報を50円で購入したの(ﾊｰﾄ)」
「６人で300円取られちゃったけど、良い写メも撮れたし収穫は有ったわ♪」
「「ダメー、写メ消してｪー!!」」
俺達の悲痛な懇願を無情にもあっさり無視して、彼女達は意気揚々と立ち去ってしまった……。
「「あﾞあﾞ〰っﾞ!!」」
なんてこったぁ～、踏んだり蹴ったりって、こう言うのを言うんだなぁ～
「いっちゃん……俺達、終わったね……？」
「２人でひっそり生きて行こうね、たけちゃん……？」
ガックリと項垂れる俺達に、天女が優しく声を掛けてきた。
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