一章 陽良

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「うっ…ぁあ、お父さんお母さんっ…ぁあぁあぁあ!」 あとから追いついてきた夕闇にしがみついてぼくは泣いた。 夕闇は黙って頭を撫でてくれていた。 でも、見えなかったけど夕闇も泣いていたと思う。  
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