キラキラ

3/3
前へ
/40ページ
次へ
「んふふ」 髪から体まで綺麗に洗って 一緒に浴槽に浸かると 嬉しそうにしている 後から腰を引き寄せたら 素直に体を預けてくる ライトは湯槽に沈められて 下からキラキラと光を放ってる なんか…ヤラシイ 有間ちゃんはちょっと変わった趣味してんだよな 駿もかわいそうに… 「キレイ」 「………」 ここで愁の方がキレイだよ?って言ったら引かれるだろうな 「悟くん、のぼせちゃった?」 何も言わない俺が気になったみたいで 首を捻って顔を向けてきた 「大丈夫だから」 「そう?」 また前を向いてパチパチと水面を叩いて遊んでるから 無防備な項に吸い付いた 「あっ…しないって、言った」 「愁くんがな?」 俺、一言も言ってないもん 「俺だけがスるから 愁くんは遊んでな?」 「っん……あっ!」 腰を掴んでた手を下に滑らせたら 体はびくついて 足元に置いていたライトを蹴り上げたようだ 「うぅ…有間ちゃんに、もらった、のに…」 壊れてないか心配するから それを引き上げて開いたスペースに置いてやった 「これなら気兼ねなくできるだろ?」 腕を掴んでた手の力が抜けたのを確認してから 後から愁くんのカラダを堪能した―――――――――― ―――――― 「っん…?」 「あ、起きたか?」 「悟くん?」 「ごめんな?のぼせたな」 風呂に入ったまま攻め立てて 二回熱を吐き出した後 顔を真っ赤にして気を失った 「腰、痛い…」 「ごめんって…」 「せっかくの旅行なのに…」 「ごめん…」 あー拗ねてしまったよな はぁ… 「悟くん?」 「ん?」 「また入ろうね?」 「え?怒ってねえの?」 「ん…だって一人で見るより 二人の方が良くない?」 ね?って言ってくる体を引き寄せて 自分の腕の中に招き入れた 「もう少し…」 「ん、寝ような?」 すやすやと寝息を立てて眠った愁くんの 髪に鼻を埋めて自分も夢の世界へ (激しかったね?) (え?) (あら、愁ちゃん気づいてなかった? 壁が薄くて声まる聞こえよ?) (うそ…) (今度はオレとね?) (…………) (おーい愁ちゃん?あら、旅立っちゃった) end
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

236人が本棚に入れています
本棚に追加