空の彼方に

二…。

君が居てくれたからこそ、私は前を向けた。

君が笑顔で名前を呼んでくれたからこそ、私は自分の名前が好きになれた。

君が待っててくれたからこそ、私はそこまで歩いていけた。

君が私が泣いている時に泣き止むまで傍に居てくれたからこそ、私は弱さをさらけ出すことが出来たんだ。

君が手を繋いで傍に居てくれたからこそ、私はいつでも此処に居られたんだ。

君が居てくれたからこそ…今の私が此処にいる。
君が居てくれたからこそ…私はここまで来れたんだ。

ねぇ…君が悩んでいる事に気づいてあげられなくてごめんね。
でもこれからは、大丈夫。

次は私の番だから。
今度は私が君を助ける番。

君が前を向ける様に、私は傍にいる。

君が自分の名前を好きになれるよう、私は君の名前を笑顔で呼ぼう。

君がここまで歩けるよう、ずっとずっと待っていよう。

君が弱さをさらけ出せるように、私は泣き止むまで傍にいよう。

君がいつでも此処に居られるように、私は手を繋いで傍にいよう。

………だから大丈夫。
私と貴女は友達…いや、親友だもんね。
きっと乗り越えられるから。