ありがとう

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交わした言葉は少ない 数えた程もあるかないか 何処かの誰かが囁いた 悪魔の言葉は、私の中の貴方を変に勘違いして決めつけていた 自分の目で確かめるのが怖くて ただ目を背けていた 返して…そのたった一言が言えなくて、勘違いして貴方をずっと嫌っていた その勇気が出せたときには もう既に遅かった だから、ここで言わせてください 貴方の言葉が上辺だとしても 貴方の優しさが嘘だとしても 貴方の気持ちが偽りだとしても 春が貴方に言った言葉は本当です ただそれを忘れないでください もし貴方が関わるなと言うのなら 私は遠くで見守ります 関わることなどしません 貴方が消えてくれと言うのなら 私は喜んで消えるとしましょう だから幸せになってください やるべき事は貴方の自由です 信じるべき者が傍にいるのなら 伝えたいことは伝えてください 失って気付いても 伝えることは出来ません また笑って話せるときがあったら その時は 他愛のない話をして 笑い転げられると良いですね
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