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試合は、序盤から西武打線が繋がりを見せ、単長打を混ぜながらポンポンと得点を重ねていった。
六回を迎えたところで、すでに7得点。
対戦相手のソフトバンクコンドルズ相手に、7-1と大量リードで終盤に差し掛かろうとしていた。
「樫琶、次の攻撃、頭からいくぞ!しっかり準備しとけよ!」
ベンチ裏で素振りをしていた剛紀に、打撃コーチが出番を知らせた。
「はい!」
剛紀の素振りに、一層熱が入る。
与えられたチャンスは逃さない。
しっかりと、掴み取ろうと決意を胸に、バットを振った。
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