初対戦

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そして、今度の対戦相手は、ライバルの小島が所属する東京ヤクルトピジョンズ。 両チーム先発は一軍級の投手。 しかし、ヤクルトのベンチには、しっかりと小島の姿があった。 「(小島……!生き残っていたのか!)」 剛紀は相手ベンチで、コーチと会話をしている小島を見つけると、目を見開いた。 小島は、オープン戦初登板こそ炎上したものの、その後は中継ぎで四試合登板し、45人の打者に対し被安打9、四死球6、自責点4、奪三振を16としていた。 プロを相手に荒い投球をしているが、高い可能性を秘めているだけに、首の皮一枚繋がって現在にいたる。
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