29人が本棚に入れています
本棚に追加
/90ページ
打った瞬間……まさにこの表現がピッタリなホームランに、ライトスタンドは蜂の巣をつついたようなお祭り騒ぎ。
対して、レフトスタンドでは、甲子園での雪辱を果たせなかった小島に同情し、剛紀の恐ろしさを思い知った。
マウンド上では、唇を噛み締めて悔しさを表す小島。
ダイヤモンドを一周した剛紀は、ベンチで荒い祝福を受けて、スタンドに向かって拳を突き上げた。
結局、この回を保たずに小島は降板し、そのまま試合は西武優勢で進行。
見事、剛紀の一発で勝利を収めた。
剛紀と小島のプロ初対戦は、剛紀の勝利で終わった。
最初のコメントを投稿しよう!