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「次ィー、ケースバッティング!」
コーチの指示の声に従い、選手やスタッフが協同し、テキパキと準備が進む。
スムーズにスケジュールをこなし、より質の高い練習を行うため、無駄は少なく済ませるためである。
そして、ケース打撃になると、野手は、打者・走者・守備に別れる。
ちなみに、投手は基本的に野手とは別に練習を行う。
守備練習や連携練習、実践練習が投手と野手の主な接点である。
そのため、ケース打撃は打撃投手の投げる球を打つことになる。
ただ、それだけでは普通の打撃練習と変わらないので、そこに色々な状況(ケース)を想定する。
アウトカウント、BSOカウント、走者の有無、点差、試合展開など、様々なケースが想定される中で、各野手は考えてプレーをしなければならない。
ケースバッティングと呼ばれる由縁であり、非常に頭を使う練習のひとつである。
ケースは、毎回コーチが変えていく。
実践の場面で、同じ状況にあっても直ぐに動けるように、という意図がある。
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