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私は当時22才、地下街のブティックで店長をしていた。
店は地下街の出入り口の横で、前には私鉄の駅があり行き交う人や待ち合わせする人がよく見えた。
出入り口の外には灰皿が置かれていた。
時々、タバコを吸いにやってくるスーツを着た背の低い男性。
後輩の女の子に
「あの人、ちょくちょく見かけるよね?同じ地下街で働いてる人やろか?」
タバコを吸い終わったと同時に後輩にGOサイン。
遊び半分で尾行させた。
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