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痛い…え…私…どうしちゃった…の……
…
「しっ心拍数が下がっています!」
「きこえますかー!」
きこえる…けど返事ができない…
しばらくして私は激痛に襲われながらも幸せなことに意識を失った…
…
「今回の事故は脳神経に大き影響を与えてしまったため…彼女が二度と目を覚ますことがあればそれは奇跡だろう…」
「はい…植物人間です…」
「申し訳ございません…出来る限りのことは全部やりましたが…」
え?何言ってるの…?
私…生きてるよ?!
ここにいるよ?何で私の声が聞こえないの?
都?何て泣いてるの…?
冗談だよね…?
…
もう限界…力が…
目の前の最後のわずかな光もあっというまに消えて逝く…
…
「へーぃっいらっしゃいらっしゃーあーいっ!」
はぁ?!何ここうるさっ!
「母さんーみてあの人へんだよー?」
「そんなに見ないのっ」
え?私のこと?
周りをみてみると…
まるでテレビに飛び込み時代劇の中にいるみたい!
私夢みてるよね?!
はやくさましてはやくさましてぇ!
「そこにたつんじゃねぇぞこるぁあ!邪魔だょったく!…」
「いぃーったぁい!」
え?!痛い?!ていうことは…夢じゃなくって…現実…?!
私どうなってるの?!
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