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風呂に入りなおし、夕飯を食ったりして、ぼーっとテレビを見ていた時だった。
時刻は午後8時を過ぎたころ。
赤園がふらふらと俺のもとにやってきた。
「まだだるいか?」
「そうでもない」
「ん、アクエリアス飲むか?」
「・・・うん」
赤園のためにわざわざ近所のスーパーで買ってきたアクエリアスを、赤園に渡す。
「だいぶ楽になったみたいだな」
「ありがとう、曜介さん」
「・・・ああ、一応薬飲んどくか?」
突然名前を呼ばれて驚いたものの、赤園のことだ。他意はないに決まっている。
「いや、たぶん大丈夫」
「そうか」
「ねぇ、曜介さん」
「なんで名前で呼」
「俺、曜介さんのこと、好きなんだけど」
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