2.居候

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髪の毛を乾かしてやれば、気持ち良さそうに目を閉じていて。 なにやら犬を飼っている気分になる。 髪の毛を乾かし終わると、半分寝かけていた赤園をそのままソファーに倒してやって、布団をかけた。 「、ん…へんしゅうちょぉ…?」 まどろみながら、赤園が俺の腰に腕を回してくる。 「なに寝ぼけてんだ、俺は男だぞ」 赤園の腕を強引に振り払い、俺は冷えピタを取りにいく。 帰ってきたころにはもう夢の中な赤園に貼ってやる。 「さて、俺は何しようかなぁ…」 赤園のせいで濡れた体に気が付いて、もう一度風呂に入りなおすことにした。
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