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「へんじゅうじょぉぉぉぉぉぉ」
俺の視界になにやらかなり汚い大型犬が現れた。
その大型犬はびしょ濡れで、突然俺に抱きついた。
「ぐふっ」
突然の事に、足元がぐらつく。
「な、なんだどうs」
「俺ね、俺ね、おれね(´;д;`)」
「・・・どうした赤園」
「(´;д;`)」
赤園が俺の首にぎゅっと抱きついたまま話し始めた。
「あんね、俺ね、アパート追い出された(´;д;`)」
「・・・家賃か? きちんと出演料は払っただろう」
「携帯代払ったら飛んでった」
・・・・まあ確かに飛ぶな。
「家賃払えなくて、追い出された(´;д;`)」
「・・・で、お前どうしてここがわかったんだ」
「へんしゅーちょーが前名刺くれたから。歩いてきた」
「お前よく地図が読めたな」
「ううん。綺麗なおねーさんに聞いてきた」
俺は言葉を失う。
「でね、でね、お金なかったから、歩いてここまできたんだよぉぉぉぉ(´;д;`)」
「はいはい」
「・・・えぐっ(´;д;`)」
「・・・・ん、赤園、お前なんか熱くないか?」
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