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「えっ、マジで💧!武ちゃん帰っちゃうの?!」 「こら。武ちゃんはやめなさい。一応君の職場の社長でもあるんだから」 武ちゃんが急に社長の顔になる。 そう、あたしは武ちゃんの会社の受付をやっていた。 昔から自由奔放だったらしい武ちゃんは、結婚もせずに会社を起こし、 あれよあれよという間に会社は結構な大きさになった。 あたしは昔から、そんな型にハマらない叔父さんが大好きで、武ちゃん武ちゃんと慕っていた。 そして武ちゃんもまた、小さい頃からとても可愛がってくれ、むしろ可愛がり過ぎて叔父バカだった(笑)。 「心配すんな!自分の姪って事を差し引いても、お前は充分に可愛いから!でなきゃうちの受付なんかやらせるか笑!」 「そんなの知ってる。 武ちゃんに言われなくても、そんな心配はしてません笑」
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