--山折り--

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「ぇで・・・か・で・・・・・」 うるさいなぁ! 「雪水 楓‼」 「は、はいっ❗」 ヤバい!寝ちゃってた‼ 「お前は学年末考査があるというのによくも授業中に寝れるな❗」 ったくうるさいんだよ、この・・・・・中年ハゲ教師‼ 心の半ばこんなことを考えながら 「す、すみません❗気を付けます❗」 朝から災難ばかりだ。 今日のお弁当は忘れるし 電車に乗れなくて遅刻するし あげくのはてに筆箱も忘れた。 「あぁ~!っもう最悪ぅ」 スピーカーからは放課を告げるチャイムがなり授業は終わった。 まぁ、最後の5分しか起きてなかったけど。 「ドンマイ、ユキリン♪」 友達の夕美が慰めてくれるが やはり立ち直れなさそうだ。 「気晴らしに自販機行ってくる」 私は廊下に出た。 その時! 「あっ❗どいてーー‼‼‼」 ドンッ❗ カランカラン・・・・・ 廊下に一斗缶が転がる音が響いた。
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