--山折り--

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キーンコーンカーンコーン・・・ 「さぁ~て部活部活❗」 6限目が終わると私は早々と 教室を出ていきそのまま職員室に一直線に向かう。 「しつれ~しまーす」 決まり文句のような挨拶をし 私は職員室の中に入った。 「美術室の鍵を取りに来ましたー❗」 「鍵ならさっき男子が持ってったぞ。」 「あ、はーい」 男子?男子なんて部員に居たかな? 私は職員室を出ると美術室に向かった。 男子かぁ~・・・!そういえば一人幽霊部員がいたっけ? 「ん~、まぁいっか❗新人君なら誰でも歓迎だし。」 ドアの取っ手を掴もうとしたら向こうから開いた。 一瞬だった・・・ 私は絵具なのかペンキを薄めた水を頭からかぶっていた。 「⁉」 あまりにも急なことで言葉が出ない。 目の前には慌てた男が立っていた。
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