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圭吾が店員と細かいやり取りをしている間、私は店内を軽くウロウロ。
あ…これ、かわいい…
ショーケースの中で輝く、赤いストーンの付いたピアスに心惹かれた。
シンプルながらも、ファッションのアクセントにもってこいだな、なんて思いながら見つめていると
「夕子サン?どうしたの?」
店員との話を終えた様子の圭吾に肩を叩かれた。
「ん?終わったの?」
何事も無かったかのように、笑顔で振り返る。
「ん。で、何見てたの?」
そう言って、彼はショーケースを覗こうとする。
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