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きづいたら慎先輩の手はほどかれてて
また皆の輪の中心に行ってしまった慎先輩。
ほんのちょっとの時間だったんだろうけれど
それがすごくすごく長く感じて、本気で手を洗うのをやめようかと考えていた時に
「はる?渡せた?」
こっそりと美波が聞いてきた。
「うん。」
「よかったね。一歩前進だ。ちなみに、はるさん・・・顔真っ赤だし、口開いてましたから。」
なんて言われる始末。
そのくらい衝撃的だったんだから!
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