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私がはじめて慎先輩にあったのは大学3年の4月 3年から本格的なゼミがあり 慎先輩はそのゼミでひとつ上の先輩だった。 「4年の長谷川慎です。よろしく」 親友の美波と同じゼミになり、 美波と同郷の慎先輩。 今までなぜ知らなかったんだろう。 美波とは面識があるらしい、慎先輩 「で、北川、その子は?」 美波の一歩後ろにいた私に問う瞳から私は目を放すことができなかった。
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