潜入捜査

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目が覚めると私は 幕府のお上の所に居た (幼い時から幕府に仕えている。勿論不本意だが) 「私………生きて!!!?ッ」 高杉に斬られた傷が痛んだ――… 「起きたか……」 「す、すみません。 やられてしまいました――」 「いい……気にするな それよりお前は今から攘夷側だ――」 「えッ??!」 「わかったな。行ってこい」 「ハッ…はい……」 そんなッ――… 天人側に居た私なんぞを 彼等が受け入れると? それに―――… 次高杉に会えば殺される 「クソッ――」 唇を噛みしめる雨音 無力な自分が腹立たしい もっと自由に生きたい――… 着いた――… ここが攘夷側の皆が居る所 入ろうと心に決めた時 「アレ??お前は……天人側に居た――」 銀色――…… 「なんでここに居るんだ??」 キョトンとした顔をしている 「ヤ……あの……上から 攘夷側へ行け…「女ァ」 高杉ッ!!? 「わざわざ死に来たのか」 「高杉……」 「何の話だァ??」 意味深な会話をする二人に疑問をもつ銀時 「ってかさァ……もう仲間になったんだしさぁ…… 仲良くしろよ」 「…銀色…「俺は認めねぇからなァ…お前は俺達の仲間を殺した……」 何かを言おうとしたが 止めたようだった――… 高杉の言っている事は その通りだ―― 私は……人間を殺してきた―― 許されるハズがないんだ――…
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