潜入捜査

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向かってくるは 高杉晋助――… 名前なんて知るはずがないのに 何故かこの人は高杉だ、 そう 思うんだ。 聞いてみようか―――… あの女は 冬月 雨音――… 絶対そうだ――… でも何故だ? 俺はこんな奴知らねぇ。 聞いてみるか――… 殺す前に 「「なぁ女(お前)」」 「「!!?」」 「チッ……女お前から言え」 「じゃあ言わしてもらう。お前は高杉……晋助か?」 「!!??てめぇなんで俺の……じゃあてめぇは冬月雨音か?」 「!!???何故だ!?何故知っている私の名を――…」 「そりゃお互い様だろぅ……だいたいてめぇは人間のくせに 何故天人側に居るん…「天人だからよ」 「!!?……フッそーかょ………じゃあな」 薄い唇が怪しく歪む 高く上がる銀色の刃――… 銀色が 紅くない 血で染まった――… 私は汚い―― なんで紅じゃないの? 私は………私はッ――― 汚い―――… 「……死んだか? じゃーな… もし次会ったら必ず殺すからなァ――」 .
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