不幸の始まり

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ガラガラ 「席に着けー。」 担任の先生が入ってきた。 私ははっきり言ってこの先生が 大っっっ嫌いだ。 生徒指導の先生で何かと理由を付けては私に注意をする。 「小西!」 ホラ、今日も来た。 「何度言えば分かるんだ?リボンをさげるな。スカートあげんな。胸元開くな。毎日、毎日校則破ってそんなんじゃ留年だぞ?」 馬鹿馬鹿しい。 そんなんで留年になるわけないじゃん! 脅しのうちにも入んないわ。 「はいはい。留年で結構ですからはやくHRはじめてください。」 私は無表情でため息をつかながら先生に言った。 「まったくぅ。後で直しとけよ?じゃHRはじめます。」 直すわけないじゃん。 今どき校則を忠実に守ってる学生なんてそうそういないよ? だいたい校則は破るのが当たり前っしょ!?
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