63人が本棚に入れています
本棚に追加
爽やかに笑うイケメンホストと
苦笑いをするしかない高校3年生男子(アキラさんの予想的中怖い)。
ここは二丁目ではなく、歌舞伎町の丁度まんなからへん。
受験勉強が息詰まって気分転換に散歩してただけなのに
何故こんな、こんなことにならなきゃならんのでしょうか。
「交際……?男同士で?初対面で?」
「はい、」
わなわなと聞くと、ホストは爽やかに答える。
天然なんじゃないかと思えてきた。
「今ここで、とは言いませんので、答えが出たらここに連絡してください、」
名刺の裏に何かを書いて、また渡された。
「では、引きとめてしまって申し訳ありませんでした」
「ちょっ!え!は?!」
アキラさんはそう言って、俺に背を向けてどこかに消えてしまった。
いや、いやいやいやいや、
ねーよ。ねぇえよ!!!
ホスト?!男に求愛された?!からかってんの?!
……あ。
渡された名刺の裏を見ると、これまた奇麗な字で書いてあった。
最初のコメントを投稿しよう!