出会い―始まり―

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「っで、どこが好きなの?ん?どこどこ?」 私は単刀直入に聞いた。 「もぅーっ、恵里佳しつこいよぅーっ!しょうがないなぁ」 そう言うと里穂は頬を赤く染め小さい声でこう言った。 「面白くて誰にでも優しいとこかなっ」 そう言うと里穂は顔を背けた。 「ヒュー、ヒュー♪」 私は冷やかしも込めて里穂に言った。 「もぅーっ、恵里佳が言えっつったんでしょ」 里穂がプンプン怒りながらこちらを覗いてくる。
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