第二話

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 隙なんか見せてるつもりはないのに…。 「あの、私その…次移動教室なので…行っていいですか…?」 「駄目。俺を教室まで送り届けろ。」  …ですよね。 「では、私はここでっ…」 「待て。」 「え?」  彼は私に顔を近づけて一瞬唇が重なった。 「じゃ、放課後。」  あ…。  先輩…ここ、教室の前ですよ?  周りの視線が痛い。  特に女の子の視線が。  私は走ってその場を後にした。  まだ始まったばかり?の先輩との関係。  私はどうなってしまうのでしょうか…?
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