第三話

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「にしても、アイツ遅い。」 「先に帰ったんじゃないのぉ?」  …今日は帰ろう。  どうせ先輩、あの可愛い女の子と帰るだろうし…。  でも何で…?  何でこんなに胸が痛むの…?  私はこの痛みが分からないまま、ぼちぼちと一人で家に帰った。 ―次の日― 「かーえでっ!!おはよぉ」 「おはよっ!!夢ちゃんっ!」  登校中、夢ちゃんが私に声をかけてくれた。 「今日寒いねぇ!って、そうだ。ドSプリンスは?」  私達の学年では高野先輩の事をドSプリンスって読んでいる。
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