115人が本棚に入れています
本棚に追加
「にしても、アイツ遅い。」
「先に帰ったんじゃないのぉ?」
…今日は帰ろう。
どうせ先輩、あの可愛い女の子と帰るだろうし…。
でも何で…?
何でこんなに胸が痛むの…?
私はこの痛みが分からないまま、ぼちぼちと一人で家に帰った。
―次の日―
「かーえでっ!!おはよぉ」
「おはよっ!!夢ちゃんっ!」
登校中、夢ちゃんが私に声をかけてくれた。
「今日寒いねぇ!って、そうだ。ドSプリンスは?」
私達の学年では高野先輩の事をドSプリンスって読んでいる。
最初のコメントを投稿しよう!