第一話

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 連れてこられた所は屋上。  私に何の用かな…。 「あの…。」  声をかけようとしたら手を捕まえられて、唇に生温かいものが触れた。 「んんっ…!」  何!?何!?ちょっ…  怖いよ!! 「はっ…」 「へぇ。このようじゃハジメテのようだな。」  何この人…。 「っ…」  後退りをした。  離れなきゃ…。この人危険。 「そう警戒するな。それ以上後退りしたら今度はもっと酷いことするよ?」  そう言うと彼は私に近寄った。 「お前に拒否権はないよ。楓。」 「お前は今日から俺の奴隷だ。」
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