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太古の昔。
精霊と魔族は
神の使いとしてこの世に生まれた。
光と希望を
持たらす精霊。
闇と力を
持たらす魔族。
その相反する力は
均衡を保ち
静かに、穏やかに共存していた。
やがて、
神は人間を創造した。
二つの力を兼ね備えた、
まさに無限の可能性であった。
だが、
人間は欲深く傲慢で
世界の全てを我が物にするべく
精霊と魔族に対して
争いをしむけたのである。
それに対して激怒した神は、
人間からその力を奪い
その代償として永遠の眠りについた。
神の不在。
そして、
その空白の座を狙い動き出したのは
魔族であった。
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