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城下町の賑わう大通りを一本入った狭く薄暗い裏道。
無造作に積み上げられた雑貨などがさらに道を狭く複雑に混雑させている。
そして、さすがはリベレ王国といったところか、裏道にも人は溢れかえっている。
そんな裏道を更に一本入った所にある酒場『鶏の尻尾』。
そこで反差別を掲げる反政府団体『デクニカ』は定期的に会合を行っている。
店内はそれなりに広く、カウンター席、テーブル席が吹き抜けの二階まで多数用意されている。
店内に人間の姿はほとんどなく、九割は獣人やエルフなどの精霊種が占めているようだ。
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