最初のおもいで。

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ある夜。僕はトイレで用を足していた。 すると話声が聞こえる。 僕はボヘッとしていたから怖かったけど、それをしっかり聞こうとした。 会話? じゃない。1人? 何言ってるの? 聞いたことない言葉? 呪文? 僕はなぜかその変な声が怖いというより、トイレとなりの玄関から外にでて、小さな道路をすぐ渡った空き地を見てみた。 …たかしくんだ。 なんだか槍のようなものを持ち、呪文を唱えながら、グルグル同じところを回ってる?何あの格好? 黒魔術?魔方陣でもあるのか? 「何ばしよっと?」 「信長呼びよっと。」 僕はそのまま帰ったと思う。何の恐怖もなかった。 ただただ、「こういう人なんだ」と。
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