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私たちの出会いは中学3年生の学校で行われてる七夕祭りがきっかけだと思う。
「はぁー。」
今日は七夕だというのに私はこんなところで1人何してんだろ。
ていうか、何で来たんだろ。
別に来なくてもよかったんだよね…。
私バカ?
「はぁー。」
「知ってるか?ため息つくと幸せ逃げるんだぜ?」
突然後ろから声をかけられた。
後ろを振り返ると1人の男の子。
顔は暗くてよく見えないけど整った顔をしているみたいだ。
だけど誰…?
私、この学校では友達つくってないから誰とも接点は無いはず。
なのに…。
誰?
疑問はもったものの、大して興味はなかった。
私は男の子をチラリと一瞬だけ見てから視線をもとあった場所に戻した。
「えっ?ムシ?」
驚きながら私の横に立つ男。
1人でいたいのに。
なんか軽くウザイ…
何で私なんかに構うの?
1人の時間を邪魔しないでっ!
なんて…こんな事言ったら余計からまれるんだろうから言わないけど…。
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