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客室で待つ那奈。
すると横の部屋から笛の音が聞こえてきた。
那奈は部屋を出て横の部屋に行き、ノックする。
笛の音が止まった。
??「・・・・・?」
ドアが開き、少女が顔をだす。
那奈よりは年下か同じくらいだろう。
手にはフルートを持っていた。
??「誰?」
部屋の中には那奈よりは多分年上の女性がいた。
彼女はイスから立ち上がってドアの前に来る。
那奈「えと・・・私、ボンゴレファミリーの守護者で那奈っていうんですけど・・・客室で待ってたら笛の音が聞こえてきたので・・・」
??「入ったら?今から咲夜ちゃんの演奏が聞けるから!」
那奈は年上の女性に手を引っ張られ中に入る。
咲夜と呼ばれた女の子はフルートをチューニングしている。
凛「私、凛っていうの。咲夜ちゃんの演奏はすごいのよー!」
咲夜を指差す凛。
咲夜「・・・・・・・・」
咲夜の顔は真っ赤になっていた。
那奈「私も聞きたいな・・・いい?」
咲夜は頷きフルートを構える。
そして静かに曲を弾き始めた。
その音色はとても澄んでいた。
コンコン
誰か来たみたいだ。
凛がドアを開ける。
凛「あら、春樹君!」
春樹「ボスが帰ってきました。今すぐ集合です」
凛「わかったわ。那奈ちゃん行きましょ!」
那奈「どこにですか?」
凛はニコッと笑って
凛「私たち、レガルスィファミリーのボスの部屋!」
那奈「!!」
行く途中で、黒也・ニナ・優と合流。
全員の手を見ると・・・同じような指輪が。
・・・・・・まさか
優「ボス、入るぜ!」
優がおもいっきりドアを開いた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
人の気配・・・・・・・無し?
優「おかしいな・・・アジトには帰ってきてたぜ?」
ニナ「まだ・・・部屋に戻ってきてないとか・・・」
全員が部屋を見渡す。
咲夜「・・・・・・・・」
咲夜がソファを凝視している。
黒也「・・・咲夜?」
咲夜が指を指す。
そこには・・・・・・・・・・
優「・・・・・・・・・あーあ」
凛「起きなさいよ・・・・・エアロ!」
エアロと呼ばれた人物はソファで熟睡していた。
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