第一章

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客室で待つ那奈。 すると横の部屋から笛の音が聞こえてきた。 那奈は部屋を出て横の部屋に行き、ノックする。 笛の音が止まった。 ??「・・・・・?」 ドアが開き、少女が顔をだす。 那奈よりは年下か同じくらいだろう。 手にはフルートを持っていた。 ??「誰?」 部屋の中には那奈よりは多分年上の女性がいた。 彼女はイスから立ち上がってドアの前に来る。 那奈「えと・・・私、ボンゴレファミリーの守護者で那奈っていうんですけど・・・客室で待ってたら笛の音が聞こえてきたので・・・」 ??「入ったら?今から咲夜ちゃんの演奏が聞けるから!」 那奈は年上の女性に手を引っ張られ中に入る。 咲夜と呼ばれた女の子はフルートをチューニングしている。 凛「私、凛っていうの。咲夜ちゃんの演奏はすごいのよー!」 咲夜を指差す凛。 咲夜「・・・・・・・・」 咲夜の顔は真っ赤になっていた。 那奈「私も聞きたいな・・・いい?」 咲夜は頷きフルートを構える。 そして静かに曲を弾き始めた。 その音色はとても澄んでいた。 コンコン 誰か来たみたいだ。 凛がドアを開ける。 凛「あら、春樹君!」 春樹「ボスが帰ってきました。今すぐ集合です」 凛「わかったわ。那奈ちゃん行きましょ!」 那奈「どこにですか?」 凛はニコッと笑って 凛「私たち、レガルスィファミリーのボスの部屋!」 那奈「!!」 行く途中で、黒也・ニナ・優と合流。 全員の手を見ると・・・同じような指輪が。 ・・・・・・まさか 優「ボス、入るぜ!」 優がおもいっきりドアを開いた。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 人の気配・・・・・・・無し? 優「おかしいな・・・アジトには帰ってきてたぜ?」 ニナ「まだ・・・部屋に戻ってきてないとか・・・」 全員が部屋を見渡す。 咲夜「・・・・・・・・」 咲夜がソファを凝視している。 黒也「・・・咲夜?」 咲夜が指を指す。 そこには・・・・・・・・・・ 優「・・・・・・・・・あーあ」 凛「起きなさいよ・・・・・エアロ!」 エアロと呼ばれた人物はソファで熟睡していた。
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