序章・怪奇事件

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リザスト 「あ、お前か! ロジックを襲った奴は!」 白いコート 「あぁ、あの小僧か。 忠告をしたにも関わらず無視した愚かなゲンガーであろう。」 リザスト 「ゲンガー? あいつの名前はロジックだ! 訳のわかんねぇ事言ってごまかすな!」 白いコート 「ふん…生意気な…容姿だけでなく正義感が強い所も似ている…」 リザスト 「この旧校舎に火を放ったのもお前だな! 顔を見せろ!」 白いコート 「面白い事を言うな。 この校舎が燃えたのはお前のせいなのにな。 まぁ、厳密に言えば…違うお前だがな。」 リザスト 「俺が…? ってそんな訳ねぇだろ!! なんで俺がこの校舎を燃やさなきゃなんないんだ! それにさっきの虫はなんだ!? お前が出したんじゃないのか?」 白いコート 「あぁ、トゥロウは俺の所有物だ。 まだ幼虫とはいえ、ゲンガーであるお前に倒されるとはな…」 リザスト 「ゲンガーゲンガーって…何なんだよ! 俺は俺だ!名前もリザストだ! 誰でもない…俺だ!」 白いコート 「そのうちわかる時がくる。 それまでは架空のお友達と仲良くしておくんだな。 ただし、下手な動きを見せれば容赦なく消えてもらうぞ。 影の住人よ…」 リザスト 「ま、待てっ!」 白いコートの男は消滅する様に消えていった…
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