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「キュエェェッ!!」
道中に何かが立ち塞がった。
旧校舎に現れた白いカマキリだ。
リザスト
「うわっ!
またこいつかよ…」
トゥロウ
「キュエェェ…」
「クラクティクスを使って、リザスト!」
リザスト
「え…?」
建物の陰からルイが姿を見せた。
リザスト
「ルイ?」
ルイ
「危ない!」
トゥロウ
「キュエェェッ!!」
リザスト
「っと!」
リザストは鎌を振り下ろしてきたトゥロウの攻撃を横に避けた。
リザスト
「ル、ルイ!
なんだよクラ…なんとかって?!」
ルイ
「クラクティクス!
あなたにはもう自在に使える筈なの!」
リザスト
「そんな事言ったってわかんねぇよ!」
ルイ
「…やっぱりまだダメなのかな…?」
トゥロウ
「キュルル…」
「ムンッ!!」
トゥロウの背後で大剣が斬りかかった。
トゥロウは弾ける様に消滅した。
「ルイ!
この世界はもうダメだ!トゥロウの数も多過ぎる!」
リザスト
「え、だ、誰っ??」
ルイ
「わかった。
急いで脱出しよう。
リザスト、この人は私達の味方だよ。
さ、早く!」
リザスト
「え、ま、待てよ!
まだロジックやセナが…」
「ごちゃごちゃ言ってねぇで、さっさとここに飛び込め!!」
リザスト
「えっ!?
うわあぁぁぁっ!!」
リザストは奇しく光る穴に突き飛ばされ、ルイと謎の男もその穴に飛び込んだ。
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