序章・怪奇事件

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リザスト達が入ったのは一昨日、原因不明の火事が起こって取り壊される予定の旧校舎だった。 中に入るとロジックが倒れていた。 リザスト 「ロジック!」 セナ 「ロジック、大丈夫っ?」 ロジック 「うっ………ってぇ…… セナ、リザスト…?」 頭を抑えながら立ち上がるロジックは二人を交互に見た。 リザスト 「一体何があったんだよ?」 ロジック 「確か…白いコートを着た奴に襲われて…そうだ、ここには立ち入るな!って言われて、何かで頭を叩かれて気を失ったんだ。」 リザスト 「白いコートを…? そんな奴、ここに来るまでに見たか?」 セナは黙って首を横に振る。 リザスト 「って事は、まだこの校舎の中に居るって事だよな。 きっとそいつが放火の犯人だ。」 ロジック 「よし、なら皆で捜そう。 殴られた分はやり返さないとな!」 セナ 「でも、その白いコートを着た人って、凶器みたいなの持ってるんだよね…?」 ロジック 「怖いなら俺と一緒に来い。 リザストは2階を頼む。 俺達はこのフロアを捜すから。」 リザスト 「あぁ、わかった。 二人共、気をつけてな。」 リザストは2階へ向かった。
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