第三章

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「正直、魔族と人間の戦いとか興味ないんで、適当にギルドだけ護りますから」 チートでも平和が一番。 これが私クオリティー。 「…そんなこと、赦されると思っているのか?」 …駄目ですかね。やっぱり。 「か弱い一般市民を巻き込まないで?」 ね?と頼んでみたが、 「か弱い?誰が?」 の一言で一刀両断されました。はい。 こうなったら…! 「私は生き別れの兄を捜すためにこの国に来たんだ…」 泣き落とし作戦だいッ! 「兄?」 「この国の金持ちの使用人に、兄に似た人がいるって聞いたもので…」 「…そうか」 一人っ子です。 しかも家族は異世界です。
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